JR大阪駅の高架下にある新梅田食道街。
日々近代化されていく大阪駅界隈にあって、未だ昭和の匂いがプンプンと漂う奇跡の一角じゃないかと思う。
阪神百貨店の前にあった松葉は、阪神再開発の煽りで閉店を余儀なくされて、また名物がなくなってしまったなと寂しい思いをしたのは私だけじゃないはずだ。
変わりに、今は大阪駅に隣接するルクアのバルチカに新しい店が出来たが、松葉はやっぱり食堂街の松葉がらしいと思う。
串カツといえば、本家新世界界隈が有名ではあるが、大阪梅田界隈で串カツと言えば、松葉が
まだ日の高いうちから一杯飲めたりもするので、我々、自由業な者には有り難かったり、他府県から来た者には、手っ取り早く大阪の味を堪能出来るので最適かと思われる。
久しぶりに来たけれど、松葉は繁盛している様子。以前とは違った風景もみられ、ヴィトンのバッグを持った女性が一人で串カツをつまんでいる姿も見える。時代は変わったもんだ。
一杯、二杯飲んで串かつ数本つまんで千円程。二度づけ禁止、キャベツはタダ。
外で酒を飲む、イコール立ち飲み屋と思ってたぐらいに、私が子供の頃は父親と出かけると必ずこの手の店に母親には内緒で付き合ったのが懐かしく思い出される。
悪くない父親との思い出、酒の思い出である。