若竹煮の季節

若竹煮

早くも街には春の食材が並び始めた。

タケノコとワカメを炊いた煮物が若竹煮と呼ばれる日本の春を感じる食事、若い頃はこういった物を、これっぽっちも食べたいとも思わなかったものだが、それなりの歳になったというのは間違いない。

今では、こうして外食の折にも喜んで注文するし、自宅でもこの手の食事を好む自分がちょっと面白くもある。

旬の食べ物というのはよく出来ており、四季折々の体が欲する食材が必ずある。例えば、夏は体を冷やす瓜系の食材が畑にはあり、冬は体を温める食材、根野菜などが多く出回る訳だ。

近年は一年中、大抵の食材が手に入るという不思議な世の中になっている。

とは言え、大昔から存在する食材達は、こんな時代でもしっかりと四季をまとって生きている。同じほうれん草でも、冬と夏のほうれん草は味も違うし栄養価も違うのだ。

どうせ食べるのなら、旬の物を食べようじゃないかと教えてくれたのは、誰だっただろうか。

写真はタケノコとワカメに加え、これまた春の旬の食材の代表選手、ほろ苦く爽やかな春の味、菜の花。

春は暖かくなって、体が目覚めていく季節。体を中から綺麗にして目覚めさせる食材が、旬を迎えるのである。

これらの食事を体が欲する様になってくると、春はもう、すぐそこまで来ているという話である。


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